2005.06.21<第63号>
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■■■■ ~やればできる!中小企業のための気づきと法則~ ┃
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┃ 小さな会社が儲かるしくみづくり ┃
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┃ by『気づき塾』 ┃
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こんにちは!気づき塾のともちゃんです。
気が付けば6月も後半!今日は夏至ね!
明日からは早くも日中の時間がどんどん短くなる。
これから夏だというのに本当に不思議な感じです。
しかし、本当に時間が経つのが早いですね。
皆さんはどうですか?
僕なんか、ついこの間家族とプールに入っていたような
気がするぐらいです。もうすぐ、あれから1年ですからたまりません!
今月中に今年の目標を全部チェック!ですね。
軌道修正は早めの方がいい!
年初に立てた目標を達成するためには、ね!?
それでは、今日もはりきっていきましょう!
どうぞ最後までお付き合いください!
・・・今日のメニュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『やればできる!企業改革物語』
-情報共有の方法(2)
カンタンだけど難しい?
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『やればできる!企業改革物語』
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第四章『全体の見直し』
第十二話 ~ 情報共有の方法(2) ~
「本当にほかに何も気づきませんか?」
君島がもう一度質問したが、何も発言がなかった。
「困りますね。それじゃもう一度前回のおさらいをしましょう。
まず、情報共有は教育でしたね。そして情報共有で達成すべき
ポイントは、会社の理念や存在意義を全社員に十分に浸透させること。
なぜそうすべきかは、全てのミーティングやそこで行われる意思決定が
会社の理念や存在意義をベースにしたものである必要があるからでした。」
「そうかっ!わかった。そうでした。これじゃ全社員に理念や存在意義が
浸透しないんですね。すべての会議やミーティングが「会議をする」という
目的に変わってしまってるんですね!」
澤登が思いついたように言った。そして君島が応答した。
「そう!そうですよ!もう一度、よ~くこれみてください!
(前号で作成した表を再度示す)
ね!?全社員に理念や存在意義を伝える会議は年間たった2回!
何末年始にある社長訓示と役員挨拶、それにいつ出ているのかわからない
社内報だけでしょう?これじゃ浸透するなんてのは夢でしかないでしょう。
年末年始なんてのは1年間の中で、わずか10日間ぐらいの間で
両方あることですよ。だから残り355日間には、何もないと言っても
いいぐらいですね。
これじゃ”教えること”はもしかしたらできるかもしれないけど、
”覚えてもらうこと””理解してもらうこと”には程遠いでしょう?」
木戸が口を挟む。
「おい、山田。お前らが出すはずの社内報が重要だってことがわかったか!」
「すいません・・・」
「木戸さん、ここでは誰かを追及したりする場じゃないですよ。
参加者全員であるべき方向性を出す場ですから、個人攻撃は駄目です。」
「す、すまん・・・」
「もう皆さんおわかりですね?決定的に”理解してもらうための時間”が
少なすぎますよね?
それから、気づいてほしいポイントがもう一つありますが、
わかりますか?」
「君島さん・・・」
「何でしょう?山田部長。思いついたことを言ってみてくださいよ。」
「あの~、役員会議を除いてじっくり考えたり議論する時間がないように
思うんですけど違いますか?」
「そうですよ!そのとおりです!それぞれのセクションで場当たり的な
テーマではなく、将来に向かってじっくり検討する時間がありませんね。
ということは澤登さん、どうすればいいでしょう?」
「これもまた・・・。う~ん、やっぱり計画ですね。物事を計画的に
やらないといけない。」
「というと?」
「まず、会議やミーティングという名前にとらわれることなく、
ゼロから考えてみること。そうすれば、いろんなことが見えてくると
思います。」
「せっかくですから、もっと具体的に突っ込んでください。」
「まず、会議やミーティングは全社員、つまり正社員やパートの
区別をすることなく、全員の知恵を出し合う場と考えること。
そのためには、日常的に”理解してもらうこと”を念頭においた
社員教育をすること。
そして、誰でも気軽に発言でき、それぞれの意見を尊重し、
毎日の中で気が付いたことや改善したほうがいいと思うことなんかを
どんどん出して皆で真剣に考えることが大切だと思います。」
「それじゃ、そのためにはどうすればいいですか?木戸部長?」
「なっ、なんで俺に話を向けるんですか!?
ちょ、ちょっと待ってくださいよ。え~、え~・・・。
そうだな、こうすればいいんじゃないですか?
ミーティングでも会議でもいいけど、年間計画をちゃんと作って
それぞれの目的と参加者をはっきりさせること。
もちろん、内容はあらかじめ決められることもあれば、
そうでないものもあると思うけど、決められることは決めておく。
これでどうでしょう?」
「いいご意見だと思います。山田部長はいかがですか?」
「私も賛成です。」
「賛成って言うだけじゃなくて、何かほかに意見はありませんか?」
「社内報もスケジュールを決めて作るようにします。」
「もちろん、そうしてくださいね。
でも社内報も”理解してもらうこと”の一つの手段であることを
忘れないでくださいね。」
「はい、わかりました。」
「それじゃ、この続きを考えてみましょう。
っとその前に、ちょっと休憩しましょうか。」
(次号に続く)
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さて今日の『やればできる!企業改革物語』はいかがでしたか?
少し具体論に入っていますがいかがでしょう?
これまでこんな形で取り組んでいない会社もあるかもしれませんね。
もし一度読んで「よくわからんなぁ」という方がいらっしゃれば
ぜひ何度も読んでください。
プリントアウトして読むのも一つの方法ですよ。
必ず違ったイメージを持っていただけると思います。
それではちょっと復習!
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ポイントその1:会議中でも必要な時に原点に戻る!
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会議中、意見が出なくなったり、軸がぶれてくることはよくあることです。
そういう時は”さらっ”とでもいいので、原点をもう一度押さえましょう!
大切なことは、参加者が目標を見失わないこと。
できるでけ全体図を頭の中に描けるようにすることです。
だから絵とか図で上手く示してあげることも必要です。
今、自分たちがどの場所にいて、どこに進もうとしているのかを
参加者が理解できるようにすることを考えてください。
今日も何度か出てきましたが、「教える」のではありません。
「理解してもらうこと」が大切なのです。
工夫しましょう!
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ポイントその2:過去や現実をありのままに捉えること!
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会議は誰かを糾弾するために行うものではありません。
それぞれの知恵を結集して、新しいものを生み出すためのものです。
だから本当は上下関係なんて、そこには必要ないのです。
ですが、実際には・・・。
皆さんがこれまでに何十回、何百回と経験されたとおりです。
特に過去を顧みるときにはそうなりがちですね。
過大評価や過小評価がされると、それだけで次の手がおかしくなります。
”あの時誰がどうした”とか”あの時あいつがあんな風にいわなければ”
最悪なのは”だから俺は反対したんだ!”。
これは責任放棄。
会議で決めたことは、出席者の創意(総意じゃなくて)。
だから、過去に改めるべき点があるとすれば、冷静に振り返りましょう。
ありのままに見つめてみましょう!
過去は決して失敗ではないのです。
もし失敗であるとすれば、それは今、この瞬間に、その経験を
次に活かせないときです。
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ポイントその3:ひとまず計画を作ってみよう!
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最初から完成品を作ろうなんて考える必要はありません。
ひとまず計画を作ってみましょう!
そうすれば、必ずと言っていい!
見えなかったもの見えてきます!
感じなかったものを感じるようになります!
その後、また修正したり、変更したりすればいいのです。
まずはカンタンでいいので計画を作ること!
ここからはじめてみてください。
とても基本的な事柄だけですが、項目をあげてみました!
これまで、上手くいかなかったという方は、
この表を埋めるだけでもスッキリ見えてくると思います。
(本当にカンタンなのでごめんなさい!)
僕は「手で書く」ということにこだわっているのでPDF形式です。
「手で書く」とよくわかるもんですから。
よろしければ、ここからダウンロードしてください。
⇒(ダウンロードは終了しています)
ということで今日はここでおしまい!
この先は次回まで楽しみに待っていてください。
次回からどんどん具体論に入りますよ!
また次号でお会いしましょう!
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編集後記
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先週末に見に行った我が子が出場したサッカー大会。
もう暑くて暑くて、腕なんか真っ赤に日焼けしてしまいました!
が、行ってよかった!
我が子の活躍をこの目で見れたことが最大の喜びですが、
ビジネスをする上でも役立つヒントがゴロゴロしていました。
「本当にどこにでもヒントがゴロゴロしているんもんだ」
とつくづく思いましたね。
あなたも傍にもきっとたくさんのヒントがゴロゴロしてますよ!
僕がヒントをどんな風にして見つけているのか。
興味のある方は、ぜひ「気づき塾の気づき」をご購入ください!
意外とカンタンなんですよ。
ということで、編集後記にも関わらずちょっと宣伝!
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では、次回!
金曜日にお会いしましょう!
(byともちゃん)
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