2005.03.08<第43号>
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■■■■ ~やればできる!中小企業のための気づきと法則~ ┃
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┃ 小さな会社が儲かるしくみづくり ┃
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┃ by『気づき塾』 ┃
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こんにちは!気づき塾のともちゃんです。
最近登録してくださった方、はじめまして!
どうぞ末永いお付き合いをよろしくお願いします。
「出会い」って不思議なものですね。
すぐに深いお付き合いになる出会い
しばらくしてから友達になる出会い
人生を変える出会い
・
・
・
人それぞれいろんな出会いがあります。
春といえば出会いと別れの季節。
花束を持った晴れ晴れしい表情をしていた高校生を見て、
とても懐かしい気持ちになりました。
新年度まであともう少し。
今年度のラストスパートをかけながらも、
新しい年度に期待しつつ、
がんばりましょう!
ということでスタートです!
いつものように「今日の気づき」から。
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ともちゃんの「今日の気づき」
= 視点を変える =
~ 友人との会話で~ 2005年03月04日
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またまた友人との話ですいません。
登場している友人は毎回違いますから勘弁してくださいね。
よく「視点を変える」ということを言ったり聞いたりしますよね。
あれってどんなことだろうって話をしてたんですよ。
上下の高低差。
これは子供と大人の視線の違いのようなことじゃないかって。
左右水平方向の差
これは視界の差だろうと。冗談みたいな話ですけど、草食動物の目って
横についてるじゃないですか。あれですね。人間とは明らかに見えている
範囲が違います。自分の身を守るためということらしいのですが、
人間も同じですね。
この2つはカンタン!
でも、もっと上から、違う角度から(例えば斜めから)、
こうなってくると説明しにくいんですよね。
それでいい例えを見つけました。これぞ視点を変えること!って奴。
それは映画とかドラマでよくカメラがターンしたり、下から上に
ガーッと上がったりしますよね。ああいう角度じゃないかってことです。
もしくは同時にいろんな角度から撮影している映像をモニターで
見ている風景。違うかなぁ・・・。
それぞれのモニターがお客様からの視点だったり、
モノを作っている人の視点だったり、
処分する人の視点だったり。
おわかりいただけますか?
抽象的に感じる方は、ぜひ美術館に行ってください。
そして彫刻を見てきてください。じっくりと。
そしたら「視点を変える」ということを身をもって体験することが
できると思いますよ。
┌【今週のポイント】──────────────────────┐
│ │
│ 視点を変える必要がある時は見る角度や方向を変えてみる。 │
│ 同じように距離を変えたり、虫眼鏡を使ってみてもいい。 │
│ 大切なことは距離、方向、そして時間軸。 │
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『やればできる!企業改革物語』
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ここは、どこにでもあるような中小企業の食品加工会社『地味食品』。
中小スーパーやお弁当屋さんを相手に惣菜を製造・卸をしており、
最近ようやく大手百貨店が取引先になった。
社長は二代目社長。親父が創業したこの会社を何とか経営しているが、
最近は競合先が増え、苦戦に苦戦を強いられる毎日が続いている。
役員の多くは創業当時からの生え抜きが多く、なかなか若手が育って
こない。従業員は50名。そのうちパートが35人を占めており、
少々高齢化が進みつつある悩み多き会社である。
これは、こんな『地味食品』が劇的に変化していった物語である・・・
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第三章『総務部の改革』
第十五話 ~ 業務フロー ~
「私なら多分こうしますよ。」
木戸が話した内容は、会社の中に必要な機能を考えるべきだという
ものだった。その理由のとして、
1.会社を作ったばかりなのだから、最低限の機能で十分だ
2.会社と事業の特徴を考えて、人や物を配置する必要がある
3.組織には会社の方針を反映させるべきだ
というものをあげた。いろんなことを言っていたが、要約すれば
確かこの3点だったと思う。
君島が言った。
「ということは木戸さん、機能や方針を重視してまず組織を
考えるというご意見ですね。」
「そういうことですが、違いますかね?」
「間違いという訳じゃないですよ。でも、失敗するリスクを
考えれば、これが初めにするということではなく、多分
二番目にすることかなぁ。」
「それじゃ一番初めは何だっていうんですか?」
「ほかの方、何かご意見はありませんか?(一同沈黙)
そうですか、それじゃ僕の意見を。あ~、最初に言っておきますけど
正解っていう意味じゃないですからね。あくまで僕の意見。
どうするかはみんなで討論しましょう。
話としては全体最適を考えてみようというものでしたよね。
全体最適から考えるとすれば、一番初めに何をすべきかというと
やっぱり業務フローから考えるべきじゃないかと思うんです。
まぁ、業務のあるべき姿とでもいいましょうか。
そういうものから考えるべきじゃないかと。
それがちゃんと出来ていて、機能的に会社の中が動いていく
訳ですから、とても大切なことだと思うんですよ。
そう、人間の体の中にある血管や神経です。
血管は栄養とか酸素なんかを体中に運んだりする役割。
神経は体全体のバランスを保ったり、指示や返答したりする役割。
組織というのはある意味で名前、名称です。
ある部分からある部分までの仕事をするのが総務という具合です。」
「なるほど!よくわかりますよ。確かにそのとおりだ。」
参加メンバーの顔が見る見る明るくなっていくのがわかった。
理解するということは、その人の表情まで変えてしまうものだ。
(次号に続く)
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さて今日の『やればできる!企業改革物語』はいかがでしたか?
今日は我ながら上手くまとまったなぁと自画自賛したい気分。
どうですか?そうでもない?う~ん、ごめんなさい。
それではいつものようにおさらいをしましょう!
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第一のポイント:組織ありきで考えない!
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木戸部長の話。上手く出来てましたよね。
組織作りをする時にはそういう考え方をベースにしてもいいと
思いますけど、やっぱり最初ですからね。これじゃちょっと物足りない。
なぜだと思います?
組織ありきで考えると、どうしても「総務」とか「経理」とか「営業」の
ように、仕事そのものを表す言葉ではなく「総称」のような言葉を
使ってしまうからなんですね。
そうすると、発想がそこで止まってしまう。
みんながわかったような気になって、何となく同意してしまうんです。
これは避けたいですよね。また同じ道を歩んでしまいますからね。
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第二のポイント:業務フローを中心に!
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会社がどんなに大きくても、小さくても、そこには必ず業務フローが
存在します。これはおわかりでしょう。フローのない仕事なんて
多分ありません。
それが職人技を駆使するような仕事であっても、必ずフローが
あるはずです。
だとすれば、その業務フローをちゃんと作っておかないと
脱線したり、行き止まりになったり、途中で行き先が変わったり、
恐ろしい状態になるかもしれません。
これを実際の電車に当てはめて考えたら、すぐにわかりますよね?
誰がそんな電車に乗りますか?
電車に乗ったら最後。自分がどうなるのか、どこに行くのか
わからないんですよ。よくミステリー列車ってありますけど、
あれはちゃんと目的地に帰ってくることができるから、
みんな「どこに行くんだろう?」と楽しめるわけです。
少々脱線しました(笑!)
ですから、業務フローをちゃんと作っておかないといけません。
私の考えでは、まずこれをすべきだと思います。
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第三のポイント:神経を張り巡らせる!
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フローも出来ました。組織も出来ました。でも、上手くいかない・・・。
こんなことありませんか?
例えば「ほうれんそうが出来ていない」
よくありますよね~。
この原因は「ほうれんそう」をしない人にも原因がありますけど、
中小企業の場合、最初から「ほうれんそう」をするというしくみが
欠けていることが圧倒的に多い!
もう、社長や上司の気分次第で報告を求めたり、
機嫌の悪い時にだけ、
「バカヤロー!なんでお前はちゃんと報告しないんだ!」
なんてことを言う人もいます。最悪・・・。
ですから、こんな悲劇を生まないためにも、最初から神経を張り巡らせる
ことを考えておきましょう。もちろん、そういうしくみを作って下さい。
ということで、今日のポイントは3つ!
今日の内容は濃い!何度も読んでくださいね。
賛同するご意見、疑問、質問、応援メッセージ送ってください!
→ info@andre-bc.com
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絶対読んで!今週のオススメ本
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『なぜ春はこない?』
神田 昌典(著)
実業之日本社 1,260円(税込)
オススメ度 ★★★★☆(5つが満点!)
みなさんよくご存知の神田 昌典氏の書籍。
私がこの本を買った理由はこの言葉でした。
『億万長者は、占星術を信じない。しかし・・・・・・
大富豪は、活用する』
ここに書かれてあることを信じるのかどうかはあなた次第。
「そんなことあるはずがない!」って何もしないもよし、
「そうかもしれない。一度試してみよう」とやってみるもよし、
本当にあなた次第です。
成長カーブで自分の過去と現在を直視し、
そして未来を予測する。
現在私はチャレンジ中です。
詳しくはコチラから
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編集後記
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先週、この編集後記でインフルエンザのことを書きました。
その後ですよ、子供二人ともがインフルエンザにかかってしまいました。
もう家の中は大騒ぎ。まだ完全に治っていないらしく咳したりしてます。
どうして熱が出るのは夜が多いんでしょう?
大人も同じかもしれませんけど、子供は特に夜が多いような気がします。
お宅のお子さんはどうですか?
僕の体調も悪い。ヤバイかも・・・。
それでは今日はここでおしまい
(byともちゃん)
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現役サラリーマン集団。日常の素朴な疑問や神話をガンガン叩き壊して、
企業再生や活性化中。得意分野はズバリ「情報システムを使った合理化」。
税理士、社労士、ファイナンシャルプランナー、SEなどと共同で、日々
活動中。これまで、経理のコスト80%削減、ウェブサイトを使った海外
顧客の集客、業務の大幅合理化・改善など、結構いろいろな実績がある。
が、何せ現役サラリーマン。顔も名前をオープンにできないのが、目下の
悩み。絶対口外しないことを約束していただければ、格安のアドバイスや
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