2004.11.23<第29号>
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■■■■   ~やればできる!中小企業のための気づきと法則~    ┃
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 ┃         小さな会社が儲かるしくみづくり        ┃
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 ┃                  by『気づき塾』      ┃
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 こんにちは。お元気ですか?

 今日はお休みですね。え~っと、そう、勤労感謝の日。

 本来は勤労できることに感謝する日らしいのですが、
 いつの間にか仕事をしている人に感謝するという意味が加わった
 ようです。こうして仕事ができることに感謝!感謝!です。

 さて、今号から「やればできる!企業改革物語」は、「総務部の改革」に
 なりました。どの会社にもある総務部。しかしその部署は、なかなか
 改革が進まず、合理化が遅れている部署でもあります。

 あなたの会社にとって、一つでもお役に立つヒントを差し上げることが
 できればいいなぁと思っています。

 それでは今日も「小さな会社が儲かるしくみづくり」のスタートです!

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  ともちゃんの「今日の気づき」

     =「見えないコスト=

          ~内緒のお客様のオフィスにて~ 2004年11月20日
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 「内緒のお客様」とは何とも意味深な言い方ですが、要は個人的に
 アドバイスさせていただいているお客様で、今日の話はその時に気づいた
 ことです。

 さて、そのお客様はことのほかコスト削減に熱心で、いつも社員に対して
 「無駄遣いをなくせ!」と指示をしています。

 しかし、なぜかコスト削減ができない。

 久しぶりに社長と話をしていて、ようやくわかりました。

 「見えないコストが見えていない」のです。

 わかりますか?

 あなたはどういう方法でコストを見ているでしょうか?

 もちろん、伝票上、損益計算書上で見るコストがあることはご存知だと
 思いますが、実は本当に無駄なコストというのは、それではわからない
 のです。

 「見えないコスト」こそが本当の「無駄なコスト」なのです。

 「必要なコスト」を圧迫、圧縮する格好で削減すると必ずどこかが
 影響を受けます。必ずです。

 もしあなたの会社のコスト削減が上手く進んでないとしたら、
 ぜひ「見えないコスト」を見つけてください。

 そしてそれを「見えるコスト」に変えることがポイントです。

 そうすればきっとそのコストを削減することができるでしょう。

 ┌【今週のポイント】──────────────────────┐
 │                               │
 │ コストには「必要なコスト」と「無駄なコスト」がある。    │
 │ 「無駄なコスト」を削減することこそコスト削減。       │
 │ 「見えないコスト」を早く見つけて「見えるコスト」にしよう! │
 │                               │
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  『やればできる!企業改革物語』

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 ここは、どこにでもあるような中小企業の食品加工会社『地味食品』。
 中小スーパーやお弁当屋さんを相手に惣菜を製造・卸をしており、
 最近ようやく大手百貨店が取引先になった。

 社長は二代目社長。親父が創業したこの会社を何とか経営しているが、
 最近は競合先が増え、苦戦に苦戦を強いられる毎日が続いている。 

 役員の多くは創業当時からの生え抜きが多く、なかなか若手が育って
 こない。従業員は50名。そのうちパートが35人を占めており、
 少々高齢化が進みつつある悩み多き会社である。

 これは、こんな『地味食品』が劇的に変化していった物語である・・・

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 第三章『総務部の改革』

  第一話 ~ どうなってんだ!? ~

 

 小田島社長が山田部長を呼び出した。

 「これは一体なんですか!?あなたは私の話を聞いてたんですか?
  ふざけるのもほどほどにしてください。やり直しです!
  こんなレポートを作るために、あなたに給料を払っている訳じゃ
  ないですよ。一体あなたはこれまで何をやってきたんですか?」

 声も出ない山田部長。自分なりに一生懸命書いたレポートが
 頭から否定された。よく見ると、少し体が震えているようだ。

 とにかく山田は社長に詫び、社長室を出るのが精一杯だった。

 デスクに戻った山田は頭を抱えていた。

 無理もない。彼も木戸部長と同じころに入社した古株。
 年齢はそろそろ50代半ばだろうか?

 特に目立つことはなかったのだが、真面目さを買われて総務部長に
 抜擢されたのが10年ほど前。そこからとにかく何事もないように
 先代社長が言うとおりのことをやってきたつもりなのだ。

 「部長、どうしたんですか?何だか顔色が悪いですよ?」

 声をかけてきたのは経理課長の大林。5年ほど前、途中採用で入社して
 きた33歳の若手社員。この年齢を若手社員と呼ばなくてはならない
 地味食品はかなり高齢化が進んでいるのだ。

 彼もまた、真面目さが買われた一人。いくらかの事務経験があったが、
 それはプロの仕事と呼ぶにはあまりにも幼すぎたが、山田部長の指示に
 従いながらやってきた。そんな大林課長もまた山田部長と同類。

 総務部にはもう一人、パート社員の木村がいる。
 年齢は40前後だろうか。彼女は以前300名ぐらいの中堅企業で
 経理を担当した経験があり、その仕事振りは誰もが認めるところ。

 性格も明るく、とても穏やかで「結婚してなかったらなぁ・・・」と
 いう話を何度聞いたことだろう。
 
 ところで小田島社長は、山田部長の何を叱責したのだろうか?

 「あ~もしもし、君島さん?小田島です。ちょっとまたお願いしたい
  ことがあるんですが?そう、それじゃ今夜会えますか?
  はい。それじゃ7時にいつものところで。」

 小田島社長は山田が退室した後、直ぐにコンサルタントの君島に
 電話をした。

 「どうも君島さん。元気でしたか?」

 「社長。私はこの通り元気ですよ。この前お会いしたのはいつでしたかね」

 「忙しいところ申し訳ないね。折り入って相談したいことがあって。
  あなたあれでしょ?総務や経理が得意だったよね?」

 そう言うと小田島社長は自分の考えを君島に説明した。

 次の日の朝、山田部長が出勤するとそこには君島がいた。

 「山田部長、おはようございます。」

 いつものように元気な君島の声が事務所内に響いた。
 何も聞かされていない山田はかなり驚いた様子。
 昨日の今日だったので、一瞬何が起こるのかわからず引いてしまった。

 ミーティング・ルームに入った二人は席に着いた。
 そして山田は恐る恐る君島に話しかけた。

 「君島さん、今日はなんでこんな時間に?
  社長から何か話があったんですか?」

 まるで解雇を通告される人間のようにビクビクしていた。

 「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。昨日小田島社長と話を
  しましたけど、社長は山田部長のことをとても心配してましたよ。
  ちょっと怒りすぎたかなぁって。でも悪く思っちゃダメですよ。
  社長は山田部長に期待してるんですから。」

 「でもね、滅茶苦茶言われましたからね。やっぱりショックでした。
  昨日一晩いろいろ考えたんですけど、どうすればいいのか
  わからなくて・・・」

 「でしょう?社長は山田部長のことをよく理解していますね。
  今日私が来たのは山田部長にヒントを差し上げるためです。
  ちょっとこれ見てくれますか?」

 君島はそういうと一枚の紙を出してきた。

                            (次号に続く)

 ──────────────────────────────────

 さて、今日から始まりました「総務部の改革」第一話はいかがでしたか?
 登場人物の紹介も兼ねていますので少し長くなりましたが、最後まで
 読んでいただけたでしょうか?

 それでは、いつものようにおさらいをしましょう!

 ────────────────────────
 第一のポイント:叱った後のフォローをしているか?
 ────────────────────────

 小田島社長は山田部長を厳しく叱りました。山田部長のレポートを見て、
 多少感情的になっていたこともあり、言葉が厳しくなったようですが、
 これは誰にでもありがちなこと。これを止めようとしても、なかなか
 できないのが実情でしょう。

 しかし大切なのはその後のフォロー。

 あなたは誰かを叱責した後、ちゃんとフォローをしているでしょうか?

 小田島社長はコンサルタントの君島に依頼して、ちゃんとフォローして
 います。もちろん、直接山田部長の所へ行って、自分の真意を伝える
 という方法もあるのですが、今回は君島を使った。

 要は君島が社長の代弁をし、そして社長の真意を伝える役割をした訳です。

 本当にこういう行動は必要です。
 叱責した相手に100%非があるとしても、そのまま放っておいては、
 人間関係が修復されるどころか、ますます悪化することになります。

 直ぐに、とにかく少しでも早く修復すべきです。
 もちろん、適切な方法を選んでくださいね。

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 第二のポイント:わからないことを認める難しさと偉大さ
 ──────────────────────────

 山田部長は君島に対して素直に「わからない」と言っています。
 これって意外と難しいことなんですよ。

 プライドが邪魔するから。
 誰でも人には悪く見られたくないとか、恥ずかしい姿を見せたくない
 という心理的な欲望が(無意識に)働くからです。

 特に会社の中では経験の長い人や、上層部の人達にこういう傾向が
 強く見られ、時にはそれが大きな欠点となって組織や業績の足を
 引っ張ります。これはとても重要なことです。

 山田部長の良いところはこういう点ですね。
 誰にでもできそうでできない事を飄々とやってしまう。
 というか、変なプライドみたいなものがない人なんでしょう。

 これって本当にできないことですよ。
 今日一日振り返れば、あなたにも一つや二つはあるかもしれない。

 ──────────────────
 第三のポイント:直ぐに手を打つこと!
 ──────────────────

 小田島社長は君島を通じて、翌日直ぐに手を打とうとしています。
 具体的な内容は次号に登場しますが、できること、すべきことに
 対して直ぐに手を打つことは、企業規模に関わらず非常に重要です。

 「これは明日やろう!」
 「これは時が来たら・・・」

 というような、根拠のない延期は「やらないことと同じ」です。

 これでは、状況がますます変化して、何をしても難しい状況に
 なる可能性が非常に高くなります。

 「明日から勉強しよう!」って考えるなら今すぐにはじめるべき。

 「来月の会議で検討しよう」って考えるならその効果は
 ずっと後になってからしか出ないと覚悟すべき。

 「延期」することは、場合によって「犯罪」にも似た結果を
 もたらすことがあります。

 だから、できることとすべきことは直ぐに手を打つべきなのです。
 手遅れにならないうちに・・・。

 ということで、今日はおしまい!

 ご意見、ご質問はこちらにどうぞ → info@andre-bc.com

 

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  絶対読んで!今週のオススメ本

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 『お金の哲学~学校や会社では教えてくれないこと~』

                中島 薫 (著)
                サンマーク出版 定価:1,680円(税込)
                お勧め度:★★★★★(最高★5つです)

 何の本だったか、以前に読んだ本の中で、日本の学校では「お金」の
 教育がないと書かれていました。確かに思い出せばそうですよね。
 難しい英語や数学の授業はあっても、お金について教えてもらったことは
 なかったと思います。

 しかし諸外国では「お金」についての授業があり、中には資金運用の
 授業まであるとか。それも小学校からです。

 この差はきっと国民が「豊かさ」をどこに感じるのか似も通じていると
 思います。日本の国民はどこまで豊かになっても「中流意識」があり、
 自分が豊かになったとはあまり感じていない。これって不幸なことだと
 思います(もちろん、私もその一人ですが・・・)

 私にとって、あなたにとって、この本がその価値観をどれほど変えて
 くれるのかは、この目次をご紹介するだけで十分でしょう。
 折に触れ何度も読み返したい一冊です。

 ~目次~

 1章 お金に学ぶ
 ・お金がお金ではなくなるとき
 ・「お金がなくても幸福に生きられる」の本当の意味
 ・お金が足りないということは、生き方の努力が足りないということ
 ・「お金の勉強」は学校や家庭できちんと教えるべき
 ・お金がないのは不幸ではないけれど不便 ほか

 2章 お金に目覚める
 ・まず、「自分サイズの幸せ」を知ろう
 ・いま貧乏でがんばっている人こそ人生はおもしろい
 ・お金と覚悟はワンセット
 ・収入に感動することからすべては始まる ほか

 3章 お金に向き合う
 ・「お金脳」のつくり方
 ・お金は「ありがとう」でついてくる
 ・「するべきことは生もの」と思う
 ・成功は自分の知らないところにある ほか

 4章 お金に親しむ
 ・お金持ちに学ぶ、お金以外のすごいこと
 ・「誰をつかまえるか」で人生は変わる
 ・一円の仕返し
 ・お金への「こだわり」と「執着心」との違いを知る
 ・お金の神様に好かれる方法 ほか

 詳しくはコチラからご覧ください

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  編集後記

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 私は滅多に定時に仕事を終えることがないのですが、先日今年初めて?
 定時に仕事を終え帰宅しました。

 帰宅した後、近くの神社のライトアップされている紅葉を見に行こうと
 家族で出かけました。少し寒かったのですが、ライトアップされた紅葉は
 それは見事で、家族一同大感激!

 家の近くでこんなに感激するとは思いもしませんでした。

 今しか見れないもの、今しか体験できないものを大切にすることは
 意識している人が多いと思いますが、「今、体験すべきもの」を
 意識している人はどれくらいいらっしゃるのでしょう?

 子供たちの笑顔を見ながら「今、体験すべきもの」を与えられた喜びを
 少し感じた、とても素敵な時間でした。

                        (byともちゃん)

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■気づき塾プロフィール
現役サラリーマン集団。日常の素朴な疑問や神話をガンガン叩き壊して、
企業再生や活性化中。得意分野はズバリ「情報システムを使った合理化」。
税理士、社労士、ファイナンシャルプランナー、SEなどと共同で、日々
活動中。これまで、経理のコスト80%削減、ウェブサイトを使った海外
顧客の集客、業務の大幅合理化・改善など、結構いろいろな実績がある。
が、何せ現役サラリーマン。顔も名前をオープンにできないのが、目下の
悩み。絶対口外しないことを約束していただければ、格安のアドバイスや
コンサルもできるかも・・・・・。 http://www.andre-bc.com

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